member:中谷さん、藤田さん、プロさん、和泉さん(ここまで立教OB)、竹内さん(海洋大OB)町田さん(成城大OB)三枝

text:三枝

 

序章

 

 

小笠原諸島。おそらく立教釣部に入らなければ、一生行かなかったであろう場所に行ってきました。

 

きっかけは1月中旬、藤田さんから届いたLINEでした。

去年から行き始めた伊豆七島で良い思いをしていた僕の脳内には

 

南方×(船に揺られる時間)=★爆釣★

 

という方程式はすでに成立済み。(高校時代数学赤点)

しかも、船に乗ってのオフショアゲーム。釣れないわけがない。

さらに、既に自宅には前年12月にOBの佐藤さんから託された小笠原対応ジギングタックルが鎮座していました。

 

そして、昨年の小笠原釣行に参加したOBさんのFacebookを見て完全に「あてられてしまった」僕は、期末考査終わりの解放感に任せて参加を決めてしまったのでした。

 

その後は、春休みにバイトで作ったMPでオシアジガー4000を召喚し、涙を流しながらサンスイでPE5号を購入し、奇声を上げながらネットの海からジグを回収(楽天ポイントが凄く貯まった)。先輩方からもロッドやジグを大量に提供していただき、何とか準備完了!(高木さん、ロッドありがとうございます!)

 

「これで釣れなかったら帰りの竹芝で身を投げよう」と静かに決意しながら当日を迎えました。

 

到着編

 

おがさわら丸に揺られて24時間。あまりにも遠い船旅も終わりを迎え、とりあえず父島に到着。

まず到着して、日差しの強さに驚き、海の青さに驚き、ジギンガーの多さに驚きます。

 

街並みも何だかあか抜けてます。オサレです。イタリアンもあるしね。(オシャレの基準が雑)

 

 

母島に行くにはここで「ははじま丸」に乗り換えなければならないので、ちょっとお昼休憩。

参加者の皆さんが「熊五郎!」「五郎熊!」と呼ぶ「五郎助」のデカい弁当を胃にぶち込んでははじま丸へ…。

 

↑「昼から飲むビールは美味い」これは聖書にも書いてあります。入学した時チャペルガイダンスサボったけど。

↑後ろの幼女先輩にガン見されてしまった…。海がキレイで感動。

 

ははじま丸に乗ってからは、僕は前日から予想していた天皇賞(春)の馬券を購入。

 

小笠原の大自然の力を借りて、狙いすました馬に資金を投入!!!

「ガンコ!!勝て!!!」という思念を馬券に乗せて1000キロ離れた京都競馬場へ飛ばします。

 

その後、スマホが圏外になったのでデッキに上がると、改めて海の青さに気づかされました。

濃く青く、それでいて澄んだ海は本土とは別物。一番近いのは群青でしょうか。とにかく感動ものです。

 

しばらくすると、進行方向に大きな島が!

 

 

どうやら母島みたいです。

島影は切り立ち、波濤が打ち寄せています。

(こんなところに人が住んでるのか…?)と疑っていると穏やかな港が見えてきて、入港。

 

竹芝から約30時間。ようやく母島に到着!!!

そのころ、京都競馬場11R、天皇賞(春)はレインボーラインが制しました。

 

俺の金…

 

 

ちなみに、宿でご主人がサービスしてくださったガリガリ君はあたりが出ました。

 

そこで当たらなくても…。